法務パーソンの世界でも、「最低限簿記3級は取った方がいい」といった話が語られることが多いですが、簿記の勉強だけでは、企業の会計実務を理解することは難しいです。
(会計士試験の合格者であっても、初めて監査の現場に訪れた際には、資料のお願いの仕方を含めて面食らうことが多く、試験と実務のギャップを思い知らされることになります。)
というのも、簿記は、会計実務の一内容、あるいは、会計実務で用いる言語を学ぶという側面が強いからです。
簿記と会計実務を繋げるためには、会計が活用される現場を知る必要があり、その橋渡しの一端を担う資料として活用できるのが、中小企業庁が公表している「『経営力向上』のヒント~中小企業のための『会計』活用の手引き~」です。
中小企業庁:『「経営力向上」のヒント~中小企業のための「会計」活用の手引き~』を作成しました (meti.go.jp)
公表されたのは少し前(平成28年5月)ではありますが、企業活動に会計がいかに活用されているのかを分かりやすく学ぶことができる資料となっています。
簿記等の知識がなくとも読み進めていける内容となっていますので、法務パーソンが会計実務を学ぶ初めの一歩として活用できるのではないかと思います。